きょうは「あったかほーむ」の歌ボランティアだった。
会場は老人ホーム内の地域交流室だから、老人ホームの歌が好きなお年寄りの方々も参加する。
なかでも歌大好き音楽大好きな元教員のAさんは毎回参加で、同じ地域交流室で別の日に開催する認知症カフェにも毎回参加。「歌うことが楽しくってたまらない。あなたの伴奏で歌えるのがうれしい」って私に話してくれた。認知症カフェでは自分で歌いたい歌もリクエストして、「あざみの歌」と「浜辺の歌、ヘ長調でね」って。そして朗々とソプラノで歌ってくれた。
きょうは参加してないなって思った。2曲目の「ちいさい秋みつけた」の時に誰かが入ってきた気配がしたから「Aさんかな?ちいさい秋みつけた、に間に合った?」って思ったけど、ちがった。
歌ボランティアが終わった後、Aさんが先週亡くなったことを知らされた。
前日の夜まで普段通りだったそう。
今月の認知症カフェの歌の時間がAさんのお風呂の時間と重なってしまい、歌に参加できなかったことが悔やまれる。楽しみに来てくれたのに。
先月の「あったかほーむ」が最後の歌の時間だったのかな。
老人ホームでもきっと歌の時間はあったよね。
老人ホームでの歌ボランティア。もしかしたら誰かの人生最後の歌の時間になるかもしれないと思うと、心を込めて演奏して歌おうと改めて思いました。


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